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こんにちは!
「美あつめ」の美月(みつき)です。
SNSやインスタグラムで「韓国式アートメイク」という言葉を見かけて、日本式と何が違うのか気になっている方もいると思います。デザインの傾向だけでなく、法制度の実情にも誤解が多いのがこのテーマ。「韓国ではサロンで自由に受けられる」というイメージには、知っておきたい背景があります。
この記事では、「韓国式」と呼ばれるデザインの特徴、日本式との制度の違い、韓国出張施術の注意点、日本で韓国風デザインを頼む方法まで整理しました。
- 「韓国式」は主にふんわり自然な眉・グラデーションリップなどのデザイン傾向を指す
- 法律上は韓国でもアートメイクは医療行為。ただしサロンでの無資格施術が長く黙認されてきた実情があり、2025年の法改正で制度が変わりつつある
- 韓国からの出張施術は法的リスクが高い
- 日本の医療機関でも「韓国風」のデザインを希望として伝えられる
「韓国式」と呼ばれるものの正体
「韓国式アートメイク」は法律や技術で定義された用語ではなく、韓国発のトレンドとして広まった、ふんわり自然な眉やグラデーションリップなどのデザイン傾向を指す通称として使われています。くっきり描き込むより、素顔に馴染む柔らかい印象を重視するスタイルが「韓国式」として紹介されることが多いようです。
技法としては、日本のクリニックで提供されている3D(毛並み)・パウダー(2D)・4D(ミックス)といった技法の組み合わせで、同様の仕上がりに近づけることができます。グラデーションリップについてはグラデーションリップの記事でも詳しく紹介しています。
眉であれば、太さを均一にせず、眉頭を細く・眉山から眉尻にかけて自然なカーブを描く「ふんわり眉」も、韓国式として紹介されることが多いデザインです。「太さ」よりも「濃淡のグラデーション」を意識したデザインが、韓国式らしい柔らかい印象を作るポイントだと言えます。
日本式との違い(法制度が最重要)
デザインの傾向以上に重要なのが、法律上の位置づけの違いです。
| 項目 | 日本 | 韓国 |
|---|---|---|
| 法律上の扱い | 医療行為 | 医療行為(1992年の最高裁判決による) |
| 施術の実情 | 医師・看護師資格が必須 | 法律上は医療者のみ。実際はサロンの無資格施術が広く黙認されてきた |
| 制度の動き | — | 2025年に非医療者向けの国家資格を新設する法律が成立(2027年施行予定) |
| トラブル時の対応 | 医療法に基づく補償の枠組みがある | 日本の法的補償の枠外になりやすい |
意外に思われるかもしれませんが、韓国でも法律の上ではアートメイクは医療行為です。1992年の最高裁判決でタトゥー・アートメイクの施術は医療行為と判断されており、医療資格を持たない人の施術は30年以上ずっと違法とされてきました。それでも実際にはサロンでの施術が広く行われ、社会的に黙認されてきた——この実情が「韓国ではサロンで自由に受けられる」というイメージの正体です。
その状態を制度として整理するため、2025年9月には非医療従事者向けの国家資格を新設する法律(文身士法)が韓国の国会で可決されたと報じられています。施行は2027年からの予定で、韓国のアートメイク制度はいままさに変わり目にあると言えます。(※2026年7月時点の情報です)
一方の日本では、厚生労働省の通知でアートメイク施術は医師法上の医療行為とされており、無資格の施術者が行うと法律違反になる可能性があります。「技術力が高い」ことと「法律上安全に受けられる」ことは、まったく別の話です。詳しくはアートメイクは医療行為の記事で解説しています。
韓国で受ける・出張施術の注意
「本場の韓国で受けたい」「韓国人アーティストの日本出張施術を予約したい」と考える方もいると思いますが、特に日本国内での出張施術は法的なリスクが高いため注意が必要です。
SNSで見かける韓国からの出張アートメイクについて、なぜ問題になるのか、トラブル時にどうなるのかを韓国からの出張アートメイクは違法?の記事で詳しく解説しています。検討している方は、施術を受ける前に必ず目を通しておくことをおすすめします。
日本で韓国式デザインを頼むには
「韓国式の雰囲気は好きだけど、リスクは避けたい」という方は、日本の医療機関で「韓国風のデザインにしたい」と希望を伝えるのが安全な方法です。
- 好みのデザインの写真(SNSの症例など)を用意する
- 「ふんわり自然な仕上がりにしたい」など、具体的な言葉で伝える
- 技法(3D・パウダー・4D)の組み合わせについて相談する
日本の医療機関のアーティストであれば、こうした希望に沿ったデザイン提案をしてもらえます。「韓国式」という言葉にこだわらず、なりたい仕上がりのイメージを伝えることが、安全に理想に近づく一番の方法です。
\わたしが実際に通っているクリニックはこちら/
よくある質問
韓国式は日本式より仕上がりが自然だと聞きました。本当ですか?
デザインの傾向として「ふんわり自然」を重視するスタイルが多いのは事実ですが、日本の医療機関でも同様の自然なデザインは技法の組み合わせで実現できます。国というより、技法とアーティストの技術力による部分が大きいと考えられます。仕上がりの写真を見せながら相談するのが確実です。
韓国旅行のついでに現地で受けるのはどうですか?
韓国でも法律上はアートメイクは医療行為で、サロンでの無資格施術はグレーな状態が長く続いてきました(2027年施行予定の新制度で変わる見込みです)。それに加えて、海外で施術を受ける場合はトラブル時の対応や言語の壁、帰国後のアフターケアが難しくなる点も考慮しておく必要があります。
日本のクリニックで「韓国式でお願いします」と言えば伝わりますか?
クリニックによって伝わり方は異なります。「韓国式」という言葉だけでなく、具体的な写真や「ふんわり自然に」といった言葉を添えて伝えると、イメージのズレを防ぎやすくなります。
韓国式のほうが日本式より安いというのは本当ですか?
為替や現地の物価によって安く感じられることはありますが、渡航費・滞在費まで含めるとトータルで見た場合は必ずしも安いとは限りません。また、法的な安全性という面では、日本の医療機関で受けるメリットも大きいと考えられます。
まとめ
- 「韓国式」は自然でふんわりしたデザイン傾向を指す通称
- 法律上は韓国でも医療行為。無資格施術が黙認されてきた実情があり、2027年施行予定の新制度で変わりつつある
- 韓国からの出張施術は法的リスクが高いため要注意
- 希望のデザインは日本の医療機関でも写真とイメージで伝えられる
- 技法名より「なりたい仕上がり」を具体的に伝えることが失敗しないコツ
「韓国式」という言葉にとらわれず、なりたい仕上がりを日本の医療機関で安全に叶える、という選び方をおすすめします。トレンドの言葉より、安全性と仕上がりの希望を優先して選んでください。この記事が、リスクを避けた検討の参考になればうれしいです。